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【Vol.12】「僕らはロックンロールの夢を見る」1周年記念投稿

2021年10月11日、ウェブマガジン「僕らはロックンロールの夢を見る」は1周年を迎えました。たくさんの方に読んで頂き、また本当にステキなアーティストさん、バンドさん達のおかげで、なんとか1歳の誕生日を迎えることができました。本当にありがとうございます。

 

今まで記事の中では、このウェブマガジン自体のことをあまり語らないできましたが、1周年ということで少し触れたいと思います。

そもそも、スタートの時に「このウェブマガジンはこんなウェブマガジンですよ!!!」ということは大いに発信をするべきだったのだと思いますが、多くは語らずにスタートを切りました。

というのも、どんなウェブマガジンになっていくのか、作っている側も未知数でしたので、とにかく記事を重ねていくことにこの1年は没頭をしていたというのが偽らざるところです。

人生も同じなのかもしれませんが、自分自身が何なのかを考えるよりも、できることをコツコツとやる中で見えてくるものがあるような気がしています。

この1年で、このウェブマガジンがやってきたことは、「ライブレポート」「バンド紹介」「インタビュー」「対談」でした。これも、初めから決まっていたことではなく、様々なご縁の中から広がっていったものでした。その中でも、ただ1つ、こだわってきたのは自分が好きだと感じるインディーズアーティスト(バンドを含めた)、ライブハウスの魅力を愛を込めて紹介することです。

私自身は、バンド経験もなく、ライブハウスデビューもわりといい歳を重ねてからでした。世の中の大人のご多分に漏れず、しがらみだらけで、ライブハウスには月に数回訪れるというただのお客さんです。そんな自分が、インディーズアーティストさん達の魅力にすっかり取りつかれてしまった理由は、素晴らしい音楽と共に、やはりそこにリアルな人がいたからだと思います。

どこかの小説の中から飛び出してきたような、私が普通に暮らしているだけではなかなか出会うことのないであろう多種多様で魅力的な人たちがそこにいて、自分の目で見て、肌で感じたその人の人柄や振る舞いがそのバンドの音を更にキラキラと輝かせていくように感じることが多々ありました。本来は、音楽と人間性は関係のないものなのだと思います。でも、私は自分が聴きたい音楽を選ぶ時には、そこは切り離すことができないと感じている1人です。なので、その出会いの場がライブハウスでした。

私は時折、ライブハウスで巻き起こるそんな音楽と人との出会いの感動を文章に綴るようになりました。自分自身が、その感動を確実なものにしたかったからです。

 

そんな中、世の中はコロナ禍となり、大好きなライブハウスに行って、大好きな音楽を聴くことがままならない日々が続きました。

多くのアーティスト、そしてライブハウスが苦境の中奮闘をしている様子を見て、私も何か力になれることはないかと考え、このウェブマガジンの立ち上げを決めました。自分自身のために綴っていた文章を、大好きなアーティストさん達やライブハウスのほんの少しの力にでもなるよう、活かしていけたらと思いました。

ただ、私には音楽に関する専門的な知識などは全くありません。ですので、このウェブマガジンの記事はそこで起こった出来事や、出会った音楽やバンドの印象など、私自身の感想が中心になってしまっています。ここは、作りながら力を付けていきたいと思っています。

でも、こんな拙い私の記事から1人でも、「このバンド面白そう」「ちょっと聴いてみようかな」「このライブハウスも行ってみたい」と思って頂ける方がいたらそれでいいと思っています。

私のように少し変わったどなたかの音楽主人に共鳴する文章を綴り、私自身が愛してやまないインディーズアーティスト、ライブハウスの魅力を書き残していくことがこのウェブマガジンの本望です。

ということで、これからもできることをコツコツと書いていきたいと思いますので、ご贔屓にしていただけたら幸いです。

 

1周年記念ということで、このタイトル画像に登場して頂いているアーティスト、バンドさん達も改めてご紹介させて頂きたいと思います。

 

このタイトル画像は、デザイナーのユウキさんに作成して頂きました。依頼側のイメージをはるかに超える、熱量高めのステキなタイトル画像を作って頂きました。本当に感謝です。

ちなみに、このカラーの画像は、今回が初公開となります。トップの白黒のものと見比べて楽しんで頂けたらと思います。

 

さあ、カラーになってよく見てみると、この画像の中には…

 

THE CATTLEFISH FRITTER 

ザ・クレーター 

エビタイガー 

the electers 

ロンリークレイジーゆういち 

諸星 貴之 

Sleeper  

 

の計7組(アルファベット順)に参加して頂いています。

改めて、まだこのウェブマガジンが産声を上げる前からご協力を頂けたことに感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。

この中には、既に今までの記事の中にも登場して頂いた方々もいらっしゃいます。

まだの方々も、時を見計らって必ずやご登場頂こうと思っていますので、どうぞお楽しみにしていてください。

今回は私がおススメする7組の皆さんのMVを簡単なレビューとともにご紹介したいと思います。

THE CATTLEFISH FRITTER

Vo.1(→記事はこちらから)に登場したTHE CATTLEFISH FRITTERの最新MV。漫画家のおおひなたごう先生も登場しています。徹底した作品づくりにこだわるイカフリらしく、最初から最後の最後まで楽しめます。1つのMVで他の曲まで聴けるところも魅力的です。

ザ・クレーター

ザ・クレーターの「スターマイン」。数々のライブのラストを飾ってきたザ・クレーターの名曲中の名曲。この年末にはサポートギタリストを迎えてライブを再開するとのこと。新生ザ・クレーターの打ち上げる花火もきっと忘れられないものになっていくことと思います。

エビタイガー

名曲揃いのエビタイガーの曲達の中でも、トップ5に入るのではないかと勝手に思っている「送ろう」が昨年の自粛期間中にMVになりました。初めて観たときには、思い浮かべていた曲のイメージにピッタリの映像に、うっかり涙してしまいました。ドライブ好きな方にもおススメかもしれません。

the electers

Vol.8のインタビューでご紹介をしたthe electers(→記事はこちらから)の「はるらんまん」。インタビューの中でも話に上がっていたthe electersが唄う人類愛を象徴する1曲です。メンバーの皆さんの様子は今とはだいぶ違っていますが、今も昔もそのエネルギッシュさは全く変わらないところも感動です。

ロンリークレイジーゆういち

こちらもVol.4のインタビューに登場していただいたロンリークレイジーゆういちさん(→記事はこちらから)の「アンギーラ」。ゆういちさんのMVは本当にたくさんある中で、私がゆういちさんのライブを初めて観たときに大好きになったこの曲を。食べ物と人生の悲哀を見事に融合させた名曲です。

諸星貴之

シンガーソングライターの諸星貴之さんの「あなたLOVEソングス」。ソロ活動を開始した直後の1stアルバムのタイトル曲。諸星さんらしい、まっすぐで等身大なLOVEソング。最近の曲には、この頃の爽やかさ全開な感じだけではなく、ちょっと大人なくせ者感も入り混じっていて、どちらもとても魅力的です。

Sleeper

昨年結成20周年を迎えたSleeperの2008年の作品。ライブの中でもおなじみの曲です。10年以上の時を超えても心にズキンと突き刺さってくる名曲。MVも変な古臭さを感じさせないところがとても不思議です。さらに成熟度をあげた3人が現在新しいアルバムを制作中とのこと。こちらも楽しみです。

終わりに

今回は1周年ということで、改めての自己紹介というような内容になりました。

最後にもう1つ紹介させて頂きます。

 

実は、このウェブマガジンのなかには、ライブハウス情報というページもあります。都内を中心に各ライブハウスのTwitterとMAPを、地域ごとに一覧で見られるようにまとめてある、いままでにありそうでなかったページなのです。


「今日、下北あたりで面白そうなライブはないかな?」などという時にお使いいただけるのかなと思っています。配信のチェックなどにも活躍するのではないでしょうか。

私もそうですが、どうしても、アーティストから発信される情報がメインになってしまうことが多いので、こんな風にライブハウスからの情報をまとめて見れるのは、新たな出会いが広がるように感じます。

(まだまだ全ライブハウスが網羅されている訳ではありませんので、「このライブハウスも入れて!!」というご要望はぜひお知らせ下さい。)

 

ということで、これからも愛を込めてせっせと書いていきますので、ご愛読のほど、どうぞよろしくお願いいたします。